一アマ受験記・・・③ 工学編その1

法規の問題を終えて試験会場を後にしました。

退出許可が出ましたら数名の方が自分と一緒に退出しました。

時間は10時半くらいだったと思います。

さて、これから工学の試験開始時間の午後1時まで退屈です。

前記の通り近くのコンビニに行きまして少し早いけど腹ごしらえをすることにしました。

とは言え、とても暑い日でして試験の事もあってか非常に喉が乾きます。

お茶を二本とおにぎりをコンビニで買いまして、そのイートインスペースでお茶を飲みながら工学の過去問を見ることにしました。

とは言え、散々やった過去問ですので見ても最終的な確認でしかなく退屈でした。

一応、おにぎりも食べまして腹ごしらえは出来ました。

二本目のお茶に手を付けて問題集をサラサラと見て行きます。

問題集に出てるヤバそうな問題は・・・無いわけですが平成29年からの試験は一体何が出されるか分かりませんので今さら問題集の確認は無駄と思いました。

お茶を飲み終え、今更問題集の確認も終ったので試験前にドーピングでもしてやれと思ってリポ●タンDを買ってコンビニを後にしました。

コンビニから試験会場のロビーに戻ったのは11時半過ぎくらいだったか?と思いますが・・・

さすがに試験場には試験を終えてしまって誰もおるまいと思ってそっと中を覗いたら(扉が開いてた)何と!まだ誰か試験会場にいました。2名の試験官の方は前に陣取っておられました。

「まだ頑張ってる・・・」

まだいた方は最終的な答案の確認をしているのでしょうか?ちょっとびっくりしました。

試験会場は解放となっていないし4階ロビーは少し暑かったので1階のロビーに行って時間を潰すことにする。

過去問を見ても仕方がないけど平成29年からの試験問題はちょっと傾向が違うのでそれを確認。

12時半になりましたので試験会場に再び戻る事にしました。

すると当然ですが法規試験は終わっていて受験される方が数名入っていて自分同様、過去問や問題集を確認しています。

自分も退屈ですので一応過去問を引っ張り出して確認しました。

いよいよ試験開始の午後1時が近くなり試験官の方が入って来られました。

いよいよ工学か・・・さてさてどんな新問出してくるやら・・・

 

この工学の問題はこの1年間の傾向から少し気が重いです。

平成29年4月期~平成30年4月期の過去問を勉強しましたが自分的には平成28年12月期を境に平成29年4月期から傾向が変わったと感じます。

特に昨期、平成30年4月期の試験が一番キツかったように感じます。

と、言いますのは曲がりなりにも勉強していましたので4月期にフライングっぽいけど挑戦してみようか?と気持ちが前のめりになり挑戦してみようと思ったことがあります。

しかし、この傾向の変化から「ちょっと待て。もう一回様子を見て傾向を確かめてから」と踏み止まった訳です。

踏み止まったのは正解だった。

平成30年4月期の試験が終り、問題が公表されて試験問題の内容を見たら愕然としました。

曲がりなりにも、ある程度勉強をしていたのでそれなりの点数は取れるだろうと踏んでいましたが全くダメだった。

それまでの「過去問」とは違った問題がズラリで合格点はおろか半分出来ればいい方でした。

以下、平成30年4月期の試験であくまで自分の物差しで判断した事ですので異論はありましょうが、あくまで「自分の物差しで判断した」ということでご容赦ください。

①ビオ・バサールの法則、sin60°の場合(sin60°知ってれば大丈夫ですが新問)
②コイルのインダクタンスを求める問題 ←gxk氏のサイトに行って勉強したらH11年の過去問に同じ問題がありました。
③合成抵抗を求める問題(新問。下の動画はこの問題を解説したもの。)

電験合格の近道(動画2) - YouTube
トランジスタについての解説←デプレッション型を問う問題で引っ掛け問題と思います。
オペアンプの未知の抵抗を値を求める問題(問いかけ方が新)
⑥F3Eについての解説 mf=fd/fsを問うていると思う(新問)
⑦RTTYの動作原理についての問題(新問)
ダイオードに流れる逆方向電圧の最大値の問題(新問・どの他資格の試験だったかに類似問題あった)
⑨チョッパ型DC-DCコンバータの動作原理に付いて(新問)
➉二線式折り返しダイポールアンテナについての問題(三総通に類似問題)
⑪総合利得でないアンテナ一個の利得を求める問題(問いかけ方が新)
⑫VHF帯電波の散乱現象について(新問)
⑬反射波電力を求める問題(公式知ってれば大丈夫ですが問いかけ方が新)

30問のうち、これだけ新傾向の問題が出たと思います。

合格は150点満点中の105点。70%正解しないといけません。

問題集と過去問ばかり勉強していた自分は面を食らいました。

それまで言われていたのは30問中、新問は3~4問なので問題集や過去問をしっかり勉強して行けば大抵大丈夫と聞いていたので、平成29年以降傾向が変わって合格率が低下したけど、これだけ平成28年12月期までの試験傾向と違いますと自分の勉強していた内容では全く対応できませんでした。

この試験を模擬試験のつもりでやりましたが大惨敗です。

それまで曲がりなりにも勉強をしていましたが余りにも傾向が全く違う事で大惨敗。

愕然として自信を無くし勉強を暫くやめた。

「もうやめようかな?」

とは言え、一回乗り掛かった船ですし、値段の張る問題集や参考書を買って投資していましたので気持ちを奮い立たせてもう一回やり直すことにしました。

以後、勉強方法は後日、後述しますがこのように一アマの試験、特に工学は平成28年12月までの傾向とは全く違う試験になってしまいましたので平成28年12月期までしか収録されていない問題集を勉強していた自分は合格する自信は全く有りませんでした。

 

午後1時前に試験官から法規試験同様のレクチャーがありマークシートの答案用紙が配布されました。

マークシートは法規と違い薄緑色だったと思います。

法規と工学は答案用紙の色が違うのね・・・などと考えながら氏名・受験番号・生年月日を記入。

そして、いよいよ工学の試験問題が裏返されて配布されました。

「試験問題が間違いないか確認してください」試験官から指示がありました。

問題を返してチラッと見ることが出来ます。

配布された問題を確認するため、その問題1枚目の内容を見た。

愕然としました・・・

 

「なんだ・・・これは・・・!?」

 

一アマ受験記・・・④ 工学編その2へ続く・・・