試験官から問題の確認を許可されて裏返された問題を見てみた。
それがこれです。
いきなり見た事ある過去問が出て来た・・・
しかもお助け問題から。
「これは一体なんだ・・・!?」
この1年間の出題傾向は冒頭から重たい問題から始まって問い方を変えた問題や新問がズラリで「今回の出題は何こそしてくるやら?」と覚悟していました。
それが問題一枚目からこれ。回答が進むにつれて今回は今までやった過去問の数値を変えたり少し変形したものばかりなのに気が付く。
昨期までは問題集に無い新しい問題オンパレードだったが今回はそうではない。
完全に分からない問題はありません。逆にこんな疑いを持ち始めた。
「これは何か引っ掛けのための作戦だろうか?・・・(汗」
「ひょっとして裏をかいて受験者をはぐらかすつもりでこの出題なんだろうか・・・?」
色んなことを考えながら試験に挑む。
冒頭からお助け問題でA-3は29年8月期のA-3で全く同じ。A-4は28年12月期の同じくA-4、A-19垂直ループアンテナの問題は29年4月期のA-18そのものだしA-22は29年8月期のA-22を数値を変えて出て来ただけ。この問題は29年まで出されたことが無い新問でしたが解き方さえ分かってしまえばお助け問題。
センセーショナルな新問も一回出されれば単なる過去問になる運命。
法規でいきなりブチかまされたのと違い、スラスラと解けて行きまして工学の試験自体は40分ほどで終えてしまいました。
一通り回答が終って「ふぅ~・・・」と大息をついた。
やはり思ったのは「多分・・・大丈夫。通ったと思うけど今までの傾向と違うこの単純さは一体なんだ・・・?でっかい引っ掛けでもあるんだろうか?」
今期の単純さに呆気にとられ疑心暗鬼になりながら一応、マークをし終えてマーク間違いが無いかを確認して外の風景を眺めました。
これは上手く行くと満点だな・・・しかし簡単と思わせて実は何か引っ掛けがあったら・・・マズいかも・・・
取敢えず問題用紙に回答した番号に印を付けて選択肢のどれにマークしたかの記録を取った。
もう一回、更にもう一回と問題を確認して回答を確認した。
「多分大丈夫だろ・・・もうやめた・・・」
残り10分間は問題を広げたまま筆記用具を片付け退出の準備に掛かりました。
他の方は同じく問題を解き終えて外を眺めている人もいれば一生懸命計算している人もいます。
1時間が経って退出許可が出たので答案用紙を試験官に提出して試験会場を後にしました。
何かあっという間に終わってしまった。
後日、回答がHPで掲載されまして確認しましたら・・・
何と!一問だけ信じられないような大ポカをしておりまして減点となってしまいました(複雑な計算問題ならいざ知らずこんな簡単な問題間違えたの恥ずかしくて書けません)。
よって150点満点中145点。
ま・・・こんなもんでしょう(苦笑。
取敢えず、合格したのは分かりましたが合格発表までは確定ではないので合格発表までは、はしゃがずに待ちます。
今回言えたことは、今期は「お得」な試験だったと思います。
昨期までは新問や出し方を捻った問題がオンパレードで戸惑わされましたが今回は過去問オンパレードという感じ。
それも、H29年近くに出された新問を繰り返し出した過去問が多い感じを受けました。
「法規編」でも書きましたが問題の陳腐化というのは否めませんでした。
gxk氏のサイトで過去19年間の過去問を勉強しましたがH20年くらいにちょっと傾向は変わったように感じましたが、さして大したことは無く大丈夫でしたがH29年からの傾向変化には面を食らいました。
出題者側に試験問題を新しくしたいという意図でもあるのでしょうか?
それにしてもいきなり新問オンパレードが止まったので出題者側に「ちょっと今までやりすぎた」とか「ネタが無くなった」と言う事でもあったんでしょうか?
「ネタが無くなった」と言う事は無いでしょうがこの昨期との出題傾向の落差は凄かった。
取敢えず・・・新問オンパレードを覚悟して受けに行った工学ですがこのように過去問や過去問の変形問ばかりになって呆気にとられた。
今期受けて「運が良かった」と実感しております。