実は、4月期、12月期の1アマ試験は土曜で8月期は日曜というようになっています。
土曜は仕事上どうしても受験できないのでこの8月期一発勝負でした。
もし不合格だったら来年8月までお預け。
1年間もモチベーションを持ち続けろというのは不可能な話です。
ですから何が何でも今期の試験に合格したかったという訳だったんです。
新傾向の問題がオンパレードだった昨期までとは違い、今回は過去問が多く今回は「お得」だったと思います。
結局のところ法規は新問があったり信じられないポカはあったものの150点満点中、法規143点・工学145点で合格できました。
これから受験される方もいらっしゃると思いますので自分の勉強方法を記しておきますね。
H29年4月期から傾向が変わって問題集さえしっかりやっとけば大丈夫とはいかなくなっていましたので、その対策には苦労しました。
傾向がつかめませんので何が出されるかさっぱり分かりません。問題集もアテになりませんが取り敢えず問題集を勉強するしかありません。
自分の場合、勉強に使用した問題集はこの2冊です。
定評のある「精選400題」と以前からあるCQ出版のCQ本です。
一番最初は定評がある精選400題を買って、これから取り掛かりました。
この問題集は工学の問題にミニ解説が付いていますのである程度理解しやすいですが、いかんせん6年前から発売されている問題集ですので今の傾向を反映していません(近日中に改訂版が出るらしいです)。
よって定番のCQ本も買いました。
CQ本は最近の傾向が反映されていますが、精選400題と違いほとんど解説が無くて「何でそうなるの?」とか理解しようとすると別の参考書やサイトで解説を確かめなくてはならないのでこの点苦労します。
あと、巷ではCQ本は「誤植が多い」とありましたが(2アマ受験の時、この系統の問題集の誤植は確かにあった)自分の買った版の問題集は誤植が無かった(直した版か?)ように思います。
しかし、いくら問題集に解説が付いていたとしてもさすがに一アマとなりますと難解でチンプンカンプンになりますのでこの2つのサイトを利用させていただきました。
無線工学を基礎から学ぶ 第1級アマチュア無線技士 Top(以後gxkさんのサイトと言います)
特に自分的に感涙ものだったのは「皆空の中で」さんのサイトでした。
一アマともなりますとデシベルの計算や三角関数など全て頭の中から消去してしまった問題が出ますので学生時代習った事をやり直しです。
正攻法では全く理解できませんで困っていたところにこのサイトに行きつきました。
この「皆空の中で」に行きついてから、理解できなかった問題があれよあれよと解けるようになりました。
掲載されている方法としては裏技的ですが、問題をどう解けばいいか?の核心をついていて非常に分かりやすく解説されていました。このサイトが無かったら今の自分は無かったと思います(管理人さんに感謝感謝!)。
このサイトに記載されていた事を全てノートに書き写し、保有する2冊の問題集をやって分からない時は「皆空の中で」からノートに書き写した解説を見て問題を解きなおすことを何回も繰り返しました。
ここに記載されてる試験に出るデシベルの計算方法なんかは本当に感涙ものです。(2-3、4-6、5-7、8-9、10-10の法則)
gxkさんのサイトは非常に丁寧に解説されていましたが(丁寧さは多分随一)、学の無い自分は解説が丁寧で少し理解できない面があり、ここには平成11年からの過去問がズラリと掲載されていますのでその過去問とミニ解説を利用させていただきました。
特に過去問はH11年からの問題が掲載されていまして参考になりました。
複素数の出てくるの計算はこのサイトで数値を変えられた過去問題をいくつもやって最初はチンプンカンプンでしたが最後は得意分野になりました。
こうして勉強が進んで行きますとgxkさんのサイトに掲載されている平成11年からの過去問でさえも7割取れるという事が分かったり平成17~20年くらいに少し傾向が変わったような感じがして平成29年4月からガラッと変わったという変遷が分かります。
過去問はH26年から30年4月までの問題をプリントアウトして勉強しました。
問題集2冊と平成26年からの過去問題、gxkさんのサイトに掲載されてる過去問題と解説、皆空の中でさんの解説と解き方を併せて勉強したという事です。
特に過去問は平成29年~30年の過去問は新傾向ですので特に重点的に繰り返しました。
問題集は精選400題もいいのですがどちらかと言うとCQ本を重点的に勉強しました。
CQ本は網羅的で基本的な問題に併せてその応用問題がいくつか掲載されていて(解説が少ないので問題ありですが)「皆空の中で」さんの解説と併せると最強と思いました。
あとはCQ本には掲載されていなくて精選400題には掲載されている問題やCQ本とは数値が違う計算問題をこなして力が付いていったと思います。
これを何回も何回も繰り返しました。
このように・・・
×は間違い、△は勘でとか偶然、・は完全に大丈夫と言う意味です。
恥ずかしながらなかなか覚えられないのでこれだけ繰り返しました。
計算の参考書ですが、この参考書を買いました。
主として計算問題が問題になってきますので2アマの時の同種のこの参考書が大変感動的だったので1アマのときも役に立つだろうと思って買って見た次第です。
(2アマ勉強の時に非常に役立った)
しかし、1アマのこの参考書の内容は自分的には???でした。
1アマの緑本は2アマの黄色本とは違うと思った方がいいと思います。
2アマの黄色本は裏技的で非常に分かり易かったですが1アマの緑本は自分の判断基準では正攻法で???でした。
例えば、ミルマンの定理であっという間に解ける電源と抵抗の問題が連立方程式を使って解説してあって最初の取っ掛かり「なんだこりゃ?」という風になったり(精選400題の解説がミルマンの定理でGoodでした)RLC回路の合成インピーダンスを求める問題で、複素数を用いて式の途中で約分出来て一気に数値化できるのにわざわざ実数化したり・・・
あくまで自分的になんですがこの参考書はちょっと合いませんでした。
よって、この本はほとんど使いませんでしたね。
1アマに挑戦されて合格された方々のブログも参考にさせて頂きました。
難解な問題ばかりですのであれだけ問題を解けるって言うのは凄いなぁと思いましたが、自分が勉強してそうならなくてはなりません。
頑張る以外は無しです。
各々にいろんな勉強方法があると思いますが自分はこういう勉強方法でした。
今後、1アマに挑戦される方のちょっとの参考になってくれれば?と思い記してみました。
平成30年12月期の試験受付が始まったようです。
受験される方、ぜひ頑張ってください。