危険物取扱者乙種第1類に挑戦

先だっての乙種第2類に引き続き、去る9月6日に乙種第1類の試験を受けて来ました。

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乙種第1類と言いますと「酸化性固体」を言います。

酸化性固体とは・・・

※塩素酸塩類

過塩素酸塩

※無機過酸化物

※亜塩素酸塩類

臭素酸塩類

※硝酸塩類

ヨウ素酸塩類

※過マンガン酸塩類

※重クロム酸塩類

※その他政令で定めるもの

などを言い、27種類の危険物があります。

乙種4類が30種類くらいだったと思うのでそれに次ぐだけの種類の危険物があります。

酸化性固体というだけありまして、分子中に酸素を含み、それ自体に燃焼性はないものの可燃物を容易に酸化させ燃焼を促進させるという性質です。

乙2類は鉄粉とかアルミニウム粉、マグネシウムなど比較的身近に聞く金属類が多く取っつきやすかったですが、今回のは塩素酸カリウムだの過マンガン酸カリウムだのと見たことも聞いた事もない物質が相手です。

こんなの一体何に使うものやら?テキストや問題集には軽く爆薬や花火などに使われていると触れられているだけで余り何に使われているのか分からない。

また、見たことも聞いた事もない物質なんで、どんな物質なのかググっても乙2類の物質とは違って化学式は出てくれども「物」自体の写真が出て来なかったり想像が付きにくかったことです。

とは言え、やる以上はお勉強して覚えなくてはいけませんのでテキストと問題集をやるのみです。

乙1類は基本的に不燃性の物質ですのでそれを頭に入れておけばいいのですが見たことが無い物質に関してググっても化学式だけで写真が出て来ない物質があって「色」を問われたり「潮解性(湿気を吸って溶けてしまう)」があるとか無いとかそんなことを問われる問題をが厄介でした。

お勉強が進んで行きますと「潮解性」に関してはよくよく考えると「塩(塩化ナトリウム)」を基に考えればいいんだなと気付く。

塩は空気中の湿気を吸ってカチカチになってしまいますし、更に湿気が多いと溶けてしまいます。

よって〇〇ナトリウムなどナトリウム系の物質は潮解性があり湿気を吸って溶けてしまうものが多い。

カリウム系は潮解性が無いがいくつか例外があって過酸化カリウム過マンガン酸カリウムは潮解性がある等々。

こういった物質の勉強です。

そうこうしていたらベイルート硝酸アンモニウムが大爆発を起こした事故がニュースで報道されました。

硝酸アンモニウムって思いっきり乙1類の危険物やんけ」と思ってテキスト・問題集を見直してみた。

硝酸アンモニウムは・・・

※金属粉と混合したものは加熱により発火、爆発の危険がある

※加熱すると一酸化二窒素と水に分解される

※潮解性を有する

※アルカリと混合するとアンモニアを発生する

エタノールに溶ける

※皮膚に触れると薬傷を起こす

※水によく溶けて吸熱反応を示す

※吸湿により腐食性を示す

等々の性質がある物質ですが、一体どんなミスををしたらあんな大爆発を起こすのやら?

政情不安のあるベイルートだけに軍事用の火薬の原料としてあれだけ大量に保存してたんだろうなどと勝手に想像しました。

 

そうこうしているうちに試験日となりまして試験日の9月6日は割と涼しい日でした。

会場は前回乙2を受けた試験場と同じ七尾サンライフプラザ会議室。

乙2の時は新型コロナ対策のため冷房をつけて、その上で換気のため窓を全開にされてて少し暑かったが今回はそうでもありませんでした。

午後の試験は前回同様、持ち時間は違いますが甲種・乙種12356類・丙種の受験者が一緒に受けることになっています。

人数は今回、高校生の受験者が比較的多く二科目受験をしている高校生がいました。

自分も一科目ずつ受けるのは辛気臭いなと思っていましたし複数受験が可能とどこかで見たことがあったので「そうすればよかった」などと思った。

が・・・受験の電子申請の場合、複数受験申請の項目があったかどうだったか分からなかった。よって試験が終わってから調べる事とした。

試験が始まりまして内容的にはテキスト・問題集に出ていた問題に類似していたものが大多数でした。

よって答案用紙に印をして「これ大丈夫だね」と実感する。

実際に見たことが無い物質ばかりでお勉強は問題集任せだったがクリアできた。

因みに、少しかじっていた乙6類の問題を見てみたら全部解答できた。

「こんなんならW受験しとけばよかった・・・」と後悔するが、受験の電子申請の場合、W受験が可能なのかどうなのか帰ってから調べる必要があると思った。

取り敢えず試験を終え会場を後にする。

 

暫くしたら合格通知書が届きました。

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早速免状申請をして乙1類をゲッツ。

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この免状は新たな資格が加わった場合、一旦センター申請書と一緒に送って新たな免状の交付を受けるわけなんですが、こうも免状をやったり取ったりの繰り返しをしますと「何か有難みが無いなぁ・・・」と思ってしまいます(苦笑。

あと「免状の送付はなるべく簡易書留で」とありましたが今回から普通郵便にしてもらう事にしました。

と言うのは前回の乙2の時に簡易書留で送付されるようにしたんですが、午前中にほんの少しの間、所用で外出している間に郵便さんが来て行ったらしく不在票がポストに入れてあり、昼ぐらいになってから郵便局に受け取りに行くと配達員さんが午後にならないと帰ってこないから午後2時以降に来てくださいと言われた。

結局2回郵便局まで足を運ぶことになった。

行き違いになると厄介なんですねー・・・

よって今回からポストインしてもらえる普通郵便で送付してもらえるように免状返送用封筒に「不在が多く受け取りが困難になるためポストインできる普通郵便で送付してください」と付箋を貼って84円切手を貼ってセンターに送付。

「簡易書留にしてください」なんて何か言われるかな?と思ったけど何も連絡が無いので大丈夫なんだろうと勝手に推測して待った。

免状は9月30日交付で10月1日到着。

簡易書留と普通郵便では普通郵便の場合、到着が2時間ほど遅いようでしたが無事ポストインされておりました。

今後、経費削減の観点からも免状申請する場合はこうしようと思いました。

あと、複数受験ですが書面申請ですと可能ですが電子申請の場合は不可能とありました。

「何で?」と思うんですがシステムが追い付いていないのかどうなのか?

複数受験したい場合は書面申請すればいいんでしょうが、その受験票を貰いに行かなきゃならないし受験申請を簡易書留で送ってくれとありますので小うるさいし経費も高くつきます。

よって、今後他資格を受ける場合は一科目受験だけど経費が安くつく電子申請で続けることにしました。

 

取り敢えず3項目埋まった。

次、また挑戦してみたいと思います。